Netflixのクライムアンソロジーシリーズ『モンスター』。
このシリーズは、実在した連続殺人鬼を取り上げるシリーズで、現時点では第3作まで発表されています。
単なるエンターテイメントを超えて「正義とは何か」、「モンスターはどのように生まれるのか」という根源的な問いを投げかけます。
Netflixと5年間で最高3億ドルの独占契約を結んだ有名プロデューサー、ライアン・マーフィとイアン・ブレナンが製作総指揮を務めるNetflixの人気シリーズ。
人間の心の奥底に潜む闇に迫る本格クライムサスペンスを紹介します。
このシリーズは、非常に痛ましい実話に基づいております。
視聴する際は、残虐な描写や精神的に不快になる可能性があることを理解した上で、ご視聴ください。
ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語

このシリーズの第1作目となった『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』。
本作は、アメリカ史上最も悪名高い連続殺人犯の一人、ジェフリー・ダーマーの事件を題材にした物語です。
ダーマーの生い立ちや家族関係、彼が抱えていた孤独や孤立、そして性的指向への葛藤などが描かれており、彼が怪物へと変貌していく過程に追っています。
単なる猟奇殺人事件としてだけではなく、当時の社会的な構造が犯罪を助長した側面にも迫っています。
主人公ジェフリー・ダーマー役を演じたエヴァン・ピーターズは、この役を演じることに恐怖を感じたことを明かしており、ダーマーの内面を深く掘り下げた迫真の演技を見せています。
当初はシリーズ化の予定はなく、本来このドラマは単発作品として制作されていました。
Netflixでは、ジェフリー・ダーマーの事件を検証するドキュメンタリー「殺人鬼との対談:ジェフリー・ダーマーの場合」も配信されています。
モンスターズ:メネンデス兄弟の物語

Netflixクライムアンソロジーシリーズの2作目となった『モンスターズ:メネンデス兄弟の物語』。
本作は、1989年に両親を殺害したメネンデス兄弟の事件を題材にしています。
メネンデス兄弟の事件は、親の財産目当ての犯行として広く知られていますが、彼らは長年にわたる両親からの身体的、精神的、性的虐待から身を守るための自衛だったと主張していました。
この両極端な主張のどちらが真実なのかを掘り下げ、豪華な暮らしの裏に隠された家族の闇と、兄弟の複雑な心理に迫り、メネンデス家の不穏な空気をリアルに描写しています。
Netflixでは、メネンデス兄弟の事件を検証するドキュメンタリー「メネンデス兄弟」も配信されています。
モンスター:エド・ゲインの物語

Netflixクライムアンソロジーシリーズの第3作目となる『モンスター:エド・ゲインの物語』。
本作は、映画「羊たちの沈黙」や「サイコ」、「悪魔のいけにえ」に登場する殺人鬼のモデルにもなっている、アメリカの猟奇的な殺人鬼エド・ゲインの実話に基づいた物語。
エド・ゲインは墓を荒らし、犠牲者の皮膚や骨で家具や装飾品を作っていたことで知られ、「プレインフィールドの殺人鬼」と呼ばれました。
このような常軌を逸した行動の背景にある、エド・ゲインの複雑な内面に深く切り込み、彼の孤独や精神的な歪みがどのように形成されたのかが描かれる予定です。
本作は、2025年10月3日(金)からNetflixで独占配信されます。

4作目は「女性殺人鬼リジー・ボーデン」が題材
Netflixのクライムアンソロジーシリーズ『モンスター』は、既に第4作目の制作が進められています。
4作目はアメリカの伝説的な女性殺人鬼リジー・ボーデンが題材になるようです。
リジー・ボーデン事件は、1892年にアメリカで実際に起きた有名な未解決事件の一つです。
マサチューセッツ州フォールリバーの資産家、アンドリュー・ボーデンと後妻のアビー・ボーデンが斧で惨殺された世紀の未解決事件。
現在でも様々な憶測が唱えられるこの事件は、クリスティーナ・リッチ主演で2015年に制作されたドラマ「リジー・ボーデン 美しき殺人鬼」、クロエ・セビニーとクリステン・スチュワート主演で2018年に制作された映画「リジー(Lizzie)」などの題材になりました。
リジー・ボーデンの未解決事件を基にした『モンスター』シリーズの4作目は、2025年の秋にクランクインの予定です。