窓際のスパイ|あらすじ・キャスト・見どころを徹底解説!

窓際のスパイ|あらすじ・キャスト・見どころを徹底解説!

英国諜報機関MI5の落ちこぼれスパイたちの活躍を描く、ダークでユーモラスなスパイスリラー『窓際のスパイ(原題:Slow Horses)』。

本記事では、Apple TVの大人気シリーズ『窓際のスパイ』のあらすじやキャスト、気になる見どころを徹底解説します!

記事の内容

※各項目は“目次”から選択できます。

  • 『窓際のスパイ』のあらすじ
  • 『窓際のスパイ』のキャスト
  • 『窓際のスパイ』の見どころ
  • 『窓際のスパイ』の配信情報
目次

窓際のスパイ|あらすじ

英国諜報機関MI5(英国情報局保安部)で何らかの失態を犯し、“スラウハウス(沼地の家)”と呼ばれる窓際の部署に追いやられた落ちこぼれスパイたち。

彼らは「スローホース(鈍足の馬たち)」と呼ばれ、本部から押し付けられる厄介な任務や、MI5内部の陰謀に巻き込まれていく。

スラウハウス(沼地の家)を率いるのは、不潔で傲慢だが元敏腕スパイだったジャクソン・ラム(ゲイリー・オールドマン)。

MI5のエリート機関「リージェンツ・パーク」から追いやられ、一癖も二癖もある彼らが自らの名誉や仲間のために、泥臭く事件の解決に挑むスパイスリラー。

窓際のスパイ
出典:Apple TV

窓際のスパイ|ティザー

窓際のスパイ|キャスト

Apple TVオリジナルドラマシリーズ『窓際のスパイ』の主な登場人物を演じるキャストを紹介します。

スラウハウスのメンバー

MI5(英国情報局保安部)本部から左遷される窓際の部署「スラウハウス(泥沼の家)」のメンバーを演じるキャスト。

ジャクソン・ラム|俳優:ゲイリー・オールドマン

『窓際のスパイ』キャスト|ゲイリー・オールドマン(ジャクソン・ラム役)
出典:Apple TV

MI5(英国情報局保安部)のベテランエージェント。

不潔で傲慢な皮肉屋で、落ちこぼれのスパイたちが左遷される“窓際の部署=スラウハウス(泥沼の家)”のボス。

見た目の印象とは異なり、実は元MI5の伝説的なエージェント。

極秘任務を遂行し、それが理由で自らスラウハウスへと異動して来た。

POINT

さすがゲイリー・オールドマンといえそうな見事なキャラクター作りと唯一無二の存在感。

落ちこぼれスパイたちのボス、ジャクソン・ラムの強烈な個性が本作のトーンを決定づけています!

リヴァー・カートライト|俳優:ジャック・ロウデン

『窓際のスパイ』キャスト|ジャック・ロウデン(リヴァー・カートライト役)
出典:Apple TV

スラウハウスに左遷されたMI5の若手エージェント。

かつてはMI5のエリート養成機関「リージェンツ・パーク」で将来を嘱望されていたが、訓練中の大失態を同僚に押し付けられてスラウハウスに左遷された。

祖父は元MI5のレジェンド・エージェントで、偉大な祖父の名に恥じぬよう、汚名を晴らしてMI5本部に復帰したいという願望を持っている。

キャサリン・スタンディッシュ|俳優:サスキア・リーヴス

『窓際のスパイ』キャスト|サスキア・リーヴス(キャサリン・スタンディッシュ役)
出典:Apple TV

スラウハウスの事務員でラムの秘書兼世話係。

以前は深刻なアルコール依存症を患っていたが、当時のMI5長官チャールズ・パートナーの秘書として仕えていた時期に治療を勧められ、依存症を断ち切った。

そのチャールズ・パートナーが自宅の浴室で死んでいるのを発見し、トラウマを抱えている。

ラムにとってキャサリンは不可欠な存在で、二人の間には複雑な関係性がある。

ロディ・ホー|俳優:クリストファー・チョン

『窓際のスパイ』キャスト|クリストファー・チョン(ロディ・ホー役)
出典:Apple TV

スラウハウスのエージェントで、MI5最高の頭脳を自負する天才ハッカー。

並外れたハッキング能力を持ち、MI5の厳重なセキュリティ・システムにも容易に侵入するほどの天才技術者。

自分を世界一のハッカーだと信じて疑わず、自分の能力が正当に評価されていないことに不満を抱いている。

技術的な才能とは裏腹に、極度に社会性が欠如しており、過剰な自尊心とコミュニケーション能力の低さが、彼がスラウハウスにいる主な理由の一つ。

本人はスラウハウス送りにされた理由に一切心当たりがない。

ルイーザ・ガイ|俳優:ロザリンド・イレーザー

『窓際のスパイ』キャスト|ロザリンド・イレーザー(ルイーザ・ガイ役)
出典:Apple TV

スラウハウスのエージェントで、知性と実践的なスキルを兼ね備えた現実主義者。

過去の任務で情報漏洩した事件の責任を押し付けられてスラウハウスに左遷された。

妻子持ちの同僚ミンとは不倫関係にある。

ミン・ハーパー|俳優:ダスティン・デムリ=バーンズ

『窓際のスパイ』キャスト|ダスティン・デムリ=バーンズ(ミン・ハーパー役)
出典:Apple TV

スラウハウスのエージェント。

過去の任務中に列車内に極秘ディスクを置き忘れてスラウハウスに左遷された。

妻子持ちの既婚者だが、同僚のルイーザと不倫関係になる。

シドニー・ベイカー|俳優:オリヴィア・クック

『窓際のスパイ』キャスト|オリヴィア・クック(シドニー・ベイカー役)
出典:Apple TV

スラウハウスのエージェントで愛称はシド。

スラウハウスのメンバーの中では比較的優秀で、ラムからもそれなりに信頼されている。

実はシドがスラウハウスに来た経緯には裏があり、MI5の副長官ダイアナが関係している。

ストルアン・ロイ|俳優:ポール・ヒギンス

『窓際のスパイ』キャスト|ポール・ヒギンス(ストルアン・ロイ役)
出典:Apple TV

スラウハウスのエージェント。

仕事中に不適切な内容のメールを送信してしまい、スラウハウスに左遷された。

スラウハウスに左遷されたことを家族には言えず、左遷後も家族にはリージェンツ・パークのMI5本部に勤めていると偽っている。

シャーリー・ダンダー|俳優:エイミー=フィオン・エドワーズ

『窓際のスパイ』キャスト|エイミー=フィオン・エドワーズ(シャーリー・ダンダー役)
出典:Apple TV

スラウハウスのエージェント。

セクハラ上司を殴り倒してスラウハウス送りにされた。

癇癪持ちな性格でドラッグ依存症を抱えている。

シーズン2から登場。

マーカス・ロングリッジ|俳優:カディフ・カーワン

『窓際のスパイ』キャスト|カディフ・カーワン(マーカス・ロングリッジ役)
出典:Apple TV

スラウハウスのエージェント。

妻子持ちだが任務中でもノミ屋で賭けをするするほどのギャンブル依存症で、シャーリーと共にスラウハウスにやってきた。

シーズン2から登場。

JK・コー|俳優:トム・ブルック

『窓際のスパイ』キャスト|トム・ブルック(JK・コー役)
出典:Apple TV

スラウハウスのエージェント。

常にパーカーのフードを被っている無口なエージェントで、過去に精神鑑定を行っていた部署に所属しており、そのトラウマからPTSDに苦しんでいる。

シーズン4から登場。

モイラ・トレゴリアン|俳優:ジョアンナ・スキャンラン

『窓際のスパイ』キャスト|ジョアンナ・スキャンラン(モイラ・トレゴリアン役)
出典:Apple TV

スラウハウスの事務員。

かつてはリージェンツ・パークのMI5本部で、全局員の情報を管理する役職でクイーン(女王)と呼ばれていた。

MI5本部の新長官クロード・ウェランによってスラウハウスに追放され、一時的にキャサリンの後任となる。

シーズン4から登場。

MI5本部のエージェント

英国の諜報機関「MI5」本部のメンバーを演じるキャスト。

ダイアナ・タヴァナー|俳優:クリスティン・スコット・トーマス

『窓際のスパイ』キャスト|クリスティン・スコット・トーマス(ダイアナ・タヴァナー役)
出典:Apple TV

MI5(英国情報局保安部)の副長官(セカンド・デスク)。

冷徹な知性を持ち、常に組織の利益と自身のキャリアを最優先に行動するMI5の“ナンバー・ツー”。

ラムとはMI5で共に働いていた時期があり、互いの能力や弱点を知り尽くしている。

MI5の意思決定に関わる事実上の最高権力者。

POINT

ジャクソン・ラムとは対照的なMI5のエリート幹部で、威厳があって気品に溢れる野心家ダイアナ・タヴァナー。

MI5内部の権力闘争や政治的な駆け引きを象徴するキャラクターであり、彼女の存在が物語に緊張感と危険な要素をもたらします。

イングリッド・ティアニー|俳優:ソフィー・オコネドー

『窓際のスパイ』キャスト|ソフィー・オコネドー(イングリッド・ティアニー役)
出典:Apple TV

MI5(英国情報局保安部)の長官(ファースト・デスク)。

MI5の最高責任者で、組織の安定のためなら倫理的に疑わしい行動や、エージェントを犠牲にすることも厭わない冷徹な判断を下す。

副長官のダイアナとは常に微妙な緊張関係にあり、ダイアナの手腕を認めつつも、その野心を警戒している。

ジェームズ・ウェッブ|俳優:フレディ・フォックス

『窓際のスパイ』キャスト|フレディ・フォックス(ジェームズ・ウェッブ役)
出典:Apple TV

MI5本部のエージェント。

リヴァー・カートライトをスラウハウス送りにした張本人。

リヴァーとは友人だったが、訓練失敗の原因をリヴァーに擦り付けて仲違いした。

影ではスパイダーと呼ばれているが、本人はスパイダーと呼ばれることを拒絶している。

ニック・ダフィ|俳優:クリス・ライリー

『窓際のスパイ』キャスト|クリス・ライリー(ニック・ダフィ役)
出典:Apple TV

MI5本部のエージェント。

リージェンツ・パークで“犬”と呼ばれる実戦部隊を率いる指揮官。

ホッブス|俳優:クリス・コグヒル

『窓際のスパイ』キャスト|クリス・コグヒル(ホッブス役)
出典:Apple TV

MI5本部のエージェントでニック・ダフィの部下。

リージェンツ・パークの実戦部隊“犬”の一員。

モリー・ドーラン|俳優:ナオミ・ワイスナー

『窓際のスパイ』キャスト|ナオミ・ワイスナー(モリー・ドーラン役)
出典:Apple TV

MI5本部の記録保管庫職員。

片足を失って電動の車椅子に乗っており、嫌われ者のラムの実力を認めている。

足を失う前は任務でラムと踊った逸話を持っており、リヴァーの祖父デイビットとも面識がある。

エマ・フライト|俳優:ルース・ブラッドリー

『窓際のスパイ』キャスト|ルース・ブラッドリー(エマ・フライト役)
出典:Apple TV

MI5本部のエージェント。

MI5本部で“犬”の指揮官だったニック・ダフィの後任。

シーズン4から登場。

クロード・ウィーラン|俳優:ジェームズ・カリス

『窓際のスパイ』キャスト|ジェームズ・カリス(クロード・ウィーラン役)
出典:Apple TV

MI5長官イングリッド・ティアニーの後任。

肩書的にはMI5のトップだが、実質的な権力は副長官のダイアナ・タヴァナーに握られている。

クリーンなイメージで長官に選ばれたが、長官就任前の女性スキャンダルを隠している。

シーズン4から登場。

周辺人物

デイヴィッド・カートライト|俳優:ジョナサン・プライス

『窓際のスパイ』キャスト|ジョナサン・プライス(デイヴィッド・カートライト役)
出典:Apple TV

リヴァー・カートライトの祖父で、元MI5の伝説的なエージェント。

ロンドン郊外で一人暮らしをしており、両親に代わってリヴァーを育てた。

ラムがスラウハウスへ異動するきっかけとなった、極秘ミッションを共に実行した人物。

“バッド”・サム・チャップマン|俳優:ショーン・ギルダー

『窓際のスパイ』キャスト|ショーン・ギルダー(“バッド”・サム・チャップマン役)
出典:Apple TV

元MI5エージェント。

かつてはデビッド・カートライトの部下兼ボディーガードを務めていた人物。

現在は私立探偵を生業としており、ラムとは秘密裏に連絡を取り合っている。

ピーター・ジャド|俳優:サミュエル・ウェスト

『窓際のスパイ』キャスト|サミュエル・ウェスト(ピーター・ジャド役)
出典:Apple TV

保守党右翼の政治家で後の内務大臣。

世論の反応や政治的な影響を意識し、MI5の活動をプロパガンダ(宣伝)に利用しようと画策する。

チャールズ・パートナー|俳優:ジェームズ・フォークナー

『窓際のスパイ』キャスト|ジェームズ・フォークナー(チャールズ・パートナー役)
出典:Apple TV

回想シーンで登場する冷戦時代のMI5長官。

アルコール依存症だったキャサリンが秘書として仕えていた人物で、自宅の浴槽で死んでいるのを発見された。

窓際のスパイ|見どころ

Apple TVの人気シリーズ『窓際のスパイ』の見どころを紹介します!

MI5の落ちこぼれたちが挑む最高に皮肉なスパイスリラー

ダークなユーモアと本格的なスパイスリラーが融合したユニークな作品で、米国テレビ界最高峰の栄誉“エミー賞”の常連作品としても知られる『窓際のスパイ』。

物語の舞台は、落ちこぼれのスパイたちが左遷される窓際の部署=スラウハウス(泥沼の家)。

本部のMI5から厄介な任務ばかりを押し付けられる末端組織のスラウハウスでは、落ちこぼれスパイたちが劣悪な環境で不満を抱えながら過ごしています。

一癖も二癖もある超個性的なスラウハウスのメンバーたちのやりとりは、このドラマには欠かせないエッセンスとなっており、シリアスなスパイスリラーでありながらブリティッシュ・ジョークやブラックユーモアが随所に散りばめられています。

敵対するのはテロ集団や国外のスパイだけでなく、同じMI5組織の本部であることも多く、表向きは協力しながら裏で駆け引きをする、いかにも「諜報」らしい見ごたえのある展開が楽しめます!

名優ゲイリー・オールドマンの存在感

本作の主人公ジャクソン・ラムを演じるのは、英国の名優ゲイリー・オールドマン。

イギリスのスパイシリーズといえば、「007」のジェームズ・ボンドが有名です。

品格と教養に富んだスタイリッシュな英国紳士、ジェームズ・ボンドとは真逆のキャラクターであるジャクソン・ラム。

ジャクソン・ラムは傲慢な皮肉屋で、悪臭が漂うほどに不潔、所構わずオナラをするような下品極まりない超強烈なキャラクターです。

落ちこぼれスパイたちが左遷される窓際の部署=“スラウハウス(泥沼の家)”を象徴するようなキャラクターですが、実はMI5の元敏腕スパイで、時どき見せる切れ者ぶりのギャップが大きな魅力となっています。

ジャクソン・ラムという新たなアンチ・ヒーローを生み出し、これまでも数々の作品で個性的なキャラクターを演じてきたゲイリー・オールドマン。

本作のジャクソン・ラムというキャラクターが大好きで、『窓際のスパイ』が自身の引退作になるだろうと語っています。

彼の卓越した演技は高く評価されており、彼が醸し出す得体の知れない強烈な存在感が、このドラマのトーンを決定づけています!

コンパクトでスピーディーな構成

現時点(2025年12月時点)で『窓際のスパイ』はシーズン5まで配信されています。

1シーズン6話で構成されており、事件の発生から解決までがシーズン単位で描かれるため、サクサクと一気見しやすいのも魅力です。

本格的なスパイスリラーでありながらユニークな設定で、スパイドラマのファンには特におすすめのシリーズです!

iPhoneなどのAppleデバイスを購入すると、3ヶ月間無料でApple TVが見れる特典があったりするので、まだ見たことがないという人は試してみてはいかがでしょうか。

主題歌はミック・ジャガー!

『窓際のスパイ』の主題歌「Strange Game」を歌うのは、ロック界のレジェンド「ザ・ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガー。

ミック独特の卑猥なヴォーカルがダークな雰囲気を醸し出し、一度聞くだけで頭から離れなくなるような楽曲に仕上がっています。

ドラマの世界観にバッチリとハマっており、イントロから『窓際のスパイ』を盛り上げてくれます!

窓際のスパイ|配信情報

『窓際のスパイ』は2025年11月7日(金)からApple TVで独占配信されています!

窓際のスパイ
出典:Apple TV

『窓際のスパイ』シーズン6はいつ?

窓際のスパイのシーズン6については既に制作が決定していますが、現時点で配信時期についての公式なアナウンスは公表されていません。

シーズン6の配信時期は未定ですが、2026年の後半か2027年の配信が予想されます。

Information

※シーズン6の配信時期などについては、詳細が分かり次第、随時更新予定です。

窓際のスパイ|作品概要

原題Slow Horses
邦題窓際のスパイ
ジャンルスパイスリラー
制作国イギリス
アメリカ
原作ミック・ヘロン
監督ジェームズ・ホーズ
ジェレミー・ラヴァリング
サウル・メッツスタイン
脚本ウィル・スミス
マーク・デントン
ジョニー・ストックウッド
ショーランナーウィル・スミス
製作総指揮ウィル・スミス
イアン・カニング
グレアム・ヨスト
ウィル・スミス
ダグラス・アーバンスキー
ゲイル・マトラックス
エミール・シャーマン
ジェイミー・ローレンソン
ハカン・クーセッタ
ジュリアン・スティーヴンス
エピソード数シーズン1:全6話
シーズン2:全6話
シーズン3:全6話
シーズン4:全6話
シーズン5:全6話
日本配信Apple TV
配信開始日シーズン1:2022年4月1日
シーズン2:2022年12月2日
シーズン3:2023年11月29日
シーズン4:2024年9月4日
シーズン5:2025年9月24日
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